【遺言書だけで本当に大丈夫?現場で感じた“「おひとり様」のリアルな不安】
こんばんは。司法書士の井関です。
先日、行政書士として三鷹市役所で行われた相続無料相談会の相談員をしてきました。朝9時30分から、合計16名の方がご相談にいらっしゃいました。
その中で、特に心に残ったのが「おひとり様」の女性のご相談。
「不動産と現金はあるけれど、どうしたらいいか分からない」
「普段は、いとこの子供が面倒を見てくれているけど、これ以上は頼れない」
そんなお気持ちを、静かに、でも真剣にお話ししてくださいました。
ほとんどの専門家が「遺言書を書きましょう」で終わる中、
私は元法務局職員としての経験を活かし、「遺言書では解決できない「3つの壁」」のうちの1つを、短い時間の中で丁寧にご説明しました。
そして最後に、こうお伝えしました。
「大丈夫です。「丸投げ」してもらっていいですよ」
その瞬間、その方の表情がふっとやわらぎ、
「その言葉を聞けて、安心できました」とポツリ。
✔ 無料相談会に行って「遺言書の話しかしない専門家」に
出会ったら、要注意。
✔ 遺言書だけでは、すべての不安を解決できるとは限りません。
✔ 一人で悩まず、「丸投げできる仕組み」があることを、知って
ほしいのです。
相続は「書類の話」だけではありません。
「これから先、自分らしく安心して生きていくための話」なんです。
困ったときは、いつでもご相談くださいね。